佐久「山小屋だより」第2号
投稿日: | コメントを残す
9月13日(火)
佐久山小屋オーナー「Tさん」がらその後の状況が届けられましたので以下に紹介いたします。
しばらく振りです。
先週末は台風のため,春日の山小屋に行くことができませんでしたが,
この土日に一泊してきました。山小屋は,台風の痕跡が全くなく,
何事もなかったように存在していました。これで,大雨にも十分耐えることが証明されました。
今回で雨樋が完成しましたので,写真を送ります。それに,2週間振りですが,
臭気抜きの換気扇は動いていました。おそらく,太陽光パネルの充電はできなかったと思いますが,
小さなファンですから,電力消費は少ないのではないかという気がします。
このまま何ヶ月も回り続けてくれたら…と思わず期待してしまいます。
コンポストトイレはとても快適です。臭いは全くしません。これで,
春日出張所に駆け込むこともなくなりました。
あとは,トイレの床(踏み台)を残すのみとなりましたが,次回の訪問で完成させる予定です。
部屋の中に小さな折り畳み式のベッドを入れました。ご存じのとおり,山小屋はとても涼しくて,
八月でも夜は掛け布団が必要です。
そうそう,2週間前に弁当の空箱を袋に入れて外に置いておいたら,
夜中に何者かが食いちぎっていました。おそらく,
タヌキなどの小動物の仕業だと思いますが,今後は食べ物を外に置くのはやめることにします。
山小屋づくりもほぼ一段落したので,壁に振り子時計と書を飾る余裕が出てきました。
書は,二年前に旭川にいたとき,倉本聰原作のテレビドラマ「優しい時間」の
舞台となった喫茶店の壁に掛けてあった額と同じです。山小屋に是非飾りたいと考えて,
富良野の店から購入しました。
どうですか。山小屋にぴったりでしょう。
ちなみに,飾ってある時計は,百年ほど前の明治時代の振り子時計です。
トイレの中です。コンポストトイレは使い始めて3週間経ちますが,
全く臭いはありません。オプションで小窓を付けましたが,
その小窓から森の木々が目に入り,とても開放感があります。
そのおかげで,トイレの狭さが気にならず,快適に用を足せます。
トイレの天井の上に設置した臭気抜きパイプです。壁の中に柱が隠れているため,
穴の位置を決めるのに苦労しましたが,エイヤッと決断して穴を開けたら,かろうじてセーフでした。
臭気抜きの換気扇はパイプの中に埋め込まれています。
このファンを回すため,自動車用バッテリーから電気をとっています。
バッテリーを充電するため,太陽光パネルの配線とバッテリーをつないでいますが,
森の中にある山小屋のため充電効果はそれほど期待できません。
換気扇が止まっても,臭気はそれほど出ないように思いますので,いざとなったら,換気扇なしで使用しようかと思っています。
トイレの窓に目張りして,外壁塗装の最後の仕上げをしています。
臭気抜きと太陽光パネルの配線が壁から出ているところです。
太陽光パネルはモデルハウスのように屋根の上に載せたいところですが,まだ工事にかかる余裕がありません。
振り子時計と額 倉本聰の書「森の時計はゆっくり時を刻む。」は山小屋にぴったりです。
ホンダの発電機,雨樋,トイレの水抜きホースが並んでいます。
雨樋,トイレの水抜きホースはそのまま垂れ流しですが,無人の山の中だからできることですね。
発電機は600ワットですが,今のところ,十分に機能しています。
ジャッキは片側3脚にしたおかげで,安定感抜群です。1脚ぐらい,ぐらついても平気です。
山の雨は激しく降るため,雨のはねかえりで,山小屋の下部が泥だらけになってしまいましたが,
雨樋を付けたおかげで,今後は泥はねを防ぐことができます。
コメントを残す